Thursday 17 May 2012

天国の給水塔

友達のNissaの家にブダペストからジュンヤ君がきていた。ジュンヤ君には先月ヴィヴィアンとブダペストにいった時にテキーラを呑んだ仲。再会が嬉しくて、話は盛り上がり、レッどベリーをバンジョーで弾いいて盛り上がり、気づいたら夜中に2時。気づいたら偽物の自身たっぷり。朝、現実と夢想の中を行ったり来たりしながらズボンをはくはめに至った。
ジュンヤ君はダンサー/パフォーマーで、噂では、素晴らしい動きをするらしい。ブダペストでは、神殿の様なとんでもない家の一箇所に住みついている。

あの町は不思議なところ、美しい建物と美味しいご飯で思わず笑ってしまう反面、悲しい歴史が町自体にしっかりと影をつくっている。
中心部から20分ほどの電車でいけるチャペルという、共産主義時代からのこっている給水塔や工場、廃墟が固まった島にヴィヴィアンが何も云わず突然つれていってくれた。
なんとも不気味で超現実的なところで、独りでいったら壁やパイプに吸い込まれて帰って来れなくなりそうな雰囲気がドヨーンとただよっている。高くそびえ立つ赤と白のストライプの給水塔も、不吉なオーラを放っており2度見3度見して、立ち尽くしてしまう始末。そこの島になんと、学校と病院がある。
外からしかみなかったけど、気が遠くなりそうなほど陰惨な雰囲気の建物、建物のシミ、割れ目、色、嘘みたいな色の壁たち。
なんというか、人の陰がチラチラ見えても、幻にみえるほど取り返しのつかない光景がどこまでも広がっている。
これは強烈である。
俺の心臓と頭の中ではすっかり、足はぺらぺらのゴム状になって、昔テレビでみた狂牛病の様に歩けなくなってそのチャペルの島でキャベツみたいに2週間弱動けなくなっていた。

ジュンヤ君と話していると知り合って間もないという感じがしない。
そういうと時ってあるよね。
臨死体験みたいな波動。
もう昔から、16年くらい前くらいから知っている波動。
夜中に廻る頃にはすっかり俺の足に血が通っていた。
ありがとう。

チャペルを歩いていた時頭の中でgrimがとりとめもなく流れていた。
その事は友達にも妹にも今までだれにもいっていなかった。









友達のMaxの写真
去年の秋くらいにjamesという友達に誘われてproper ornamentというバンドでベースで参加していた事があって、その時maxは繊細なギターを弾いていた。奴はnicoのチェルシーガールに入ってそうなわすれにくい曲をかく。今はjamesもveronica fallsでアルバムを出してから年末のジャニーズみたいに忙しくなってproper ornamentは凍結状態。maxはlets wrestleに加入してギターをひいている。





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