とにかく陰惨な天気
毎日当ても無い灰色の空に涙のような滝の様な雨
ロンドンに来てから約8年、ここまで惨めな雨が続いているのは初めて
東京に居たときは圧倒的に夏よりも冬、とくに秋がすきだったけど
(9月の終わり頃から匂うあの雰囲気、それは春の無限の空にある終末感とは無縁と思える程の乾き方、いいよねあれ)
でも今は裏表のない夏が恋しい
太陽に埋もれる恥ずかしくも生命それ自体との直結を感じるあの感じ
暫くまったくもって感じていない
昨日は友達のAdamとケンケンのバンドBlood Musicのシングルローンチにいった
まだ一度も観た事が無い
ダルストンのvictoriaというヴェニュー
ステージもしっかりしていた
ここもカウンシルエステートからきた様な
地元ハックニーの人々と、
ショーディッチ系の若者が両方くるところにになっていて
ショーディッチ系の若者が両方くるところにになっていて
cafe otoや以前のstags headなどに通ずる不吉な緊張感がある
こういうエリアが辿る宿命の泡なのかもしれない
雨と吹雪の中、売れない売春婦の様になんとかたどり着くと偶然にも必然にも出会った友達がいた もんちゃんとコウヘイ君、ケンケン(何処かのチャイニーズを喰べていた)とAdam、それとSCUMのSamが髪を伸ばしていた。
お金がとにかくないのでもんちゃんとコウヘイ君で勘ビールを買って呑んだ30分
その後ユウキ君が新しい彼女のダイアナチアキちゃんと一緒にきた
俺はまったく酔っぱらいたくなかったので、ソファに座った
天井がつめたくぐるぐる廻っている
サポートのバンドはCloutといって4人か5人か6人のバンド
サックスもいるのできいてみたい
けどサウンドチェックに2時間もかけて中々始まらない。
いざ始まると喉から手が出る程退屈なバンドだった
こういっちゃ悪いけどさ
自我にぶら下がっている粒子がそこにもあそこにもとんでいた
明日は6時起きの闘争劇
Blood Musicまでたどりつけず、家に帰ることにした
ごめんアダム、また観れなかったよ