Saturday 11 August 2012

フランシス予備電源

昨日フランシスファーマーの映画、フランシスを観た
全編にわたってとんでもない呪われた粒子が散乱している映画で、
心を動かした空気が今も引きずって漂っている


彼女の事は
いつか戻って来て
街に復讐するだろうという
ニルヴァーナの曲にもなっている
シアトル出身の女優、
13才の時に書いた神は死んだという詩が
地元の保守的な人たちに反感を買い
女優になってからも
ハリウッドの官僚主義的なシステムに歯向かった為に
次々と間接的な罠に落ちていく
娘の心髄を愛せない母親
精神病院に繰り返し入院させられ
レイプされた上に
電気ショック療法を90回以上も受けさせられ
最後はロボトミー療法までされる

でもこの映画がどこまで実話かは不明
ロボトミー手術はフィクションで、登場している恋人役も
実在していないという話もある




孤立無援の一生
官僚主義、権力の横暴に負けない生き方が時空を貫く、
予備電源に感電して
心に忘れかけていたものを思い出させてくれる
権力に立ち向かう生き方としての姿勢
信じたものを貫く人生は人に影響力を与える分
その風当たりは竜巻カトリーナ並み
こういう真実の人は
いつの時代にも
嫉妬深い人々や
腐ったマスコミの嘲笑の餌食になりやすい
それに打ち勝つ精神は並大抵の気力だけじゃ
押しつぶされてしまう




なんとなく
めちゃくちゃなところが
ある友達を思い出させて
長い手紙を書いた


ジョンバーリーのサントラも素晴らしい






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