Tuesday 3 July 2012

ほんとうのことはなかなかみえない

9つの難病克服した10歳の男の子がつぶやいた「奇跡の言葉」

6月25日(月)7時34分配信

「病気で生まれてきたから、ぼくはいろいろな体験ができる。ママもいろいろな体験ができる。だからママは喜んでいいよ」

大人びた口調で話す、りお君こと印鑰理生君(いんやくりおくん・10)を母の紀子さん(40)はやさしく見守っている。りお君は、’01年東京で、不整脈 が原因で34週目に緊急帝王切開で誕生した。4種類の不整脈、慢性肺疾患、重症ぜんそく、気胸などを含め、9つの難病を患い過酷な治療を受けながら生きて きた。紀子さんはこう振りかえる。

「私は『ちゃんと産んであげられなかった』と自分を責め続けていました。でもりおは、どれほどつらい治療や痛みにも、ひとしきり泣くとそのあとは『ハッ ピー』と笑みを浮かべるんです。そんなりおと生きるうち、『ごめんね』と思い続けるのは息子に対して失礼なことだと気付いたんです」

そして紀子さんは、りお君の不思議な”りお語”に気づくことになる。

「4歳のころ、英語のビデオを見るのが好きだったりおに『英語好きだね?』と聞くと、『ぼくはここに来る前、お空の上にいたよ。アメリカもここも同じお空 でしょ』と、いきなり生まれる前のことを話しはじめたので驚きました。それ以来、神さまのこと、病気のこと、心について不思議なことを片言で話しはじめた のです。最初は、闘病日記に服薬・発作状況など記録の延長で、りおの言葉を書き留めました」

そして今年5月、9歳までの、りお君の言葉を綴った『自分をえらんで生まれてきたよ』(サンマーク出版刊)が出版され話題を呼んでいる。本のタイトルも、りお君自らが決めた。原稿を見直して修正も行ったという。

《ぼくは、病気を選んで、
生まれてきた。
希望をもって、
生まれてきた。
心を感じることで、
勇気がでる。
それがつまり、
希望のことなんだ》

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