一日中ビリーホリデイと暗殺者の夜を聴き込む
とても幻想的な気分
LSDやマッシュルームとかとらなくても
実に現実に生きている方がサイケデリアで摩訶不思議
真剣に生きれば生きるほどトリッピーな出来事が
目の前に倒れてくる
それを乗り越えるのは冒険と死
巫山戯すぎて帰って来れなくなった人もいる
貴重な使命をもった人間として生まれて来たのに
そんな刹那で莫迦らしい話はほかにない
無知に全てをドラッグのせいにする人が結構いるけど
それも犬の口に付いてる泡みたいな意見
何十倍も中毒性の高いニコチンやアルコールを
大金を使って宣伝してきたのは世界中の政府の巨体
この黒い宇宙では問題じゃない
本当に問題なのは人間の心そのもの
咳き込んだり、熱が出た時は
何時もみている風景が違って見える
何時もみていなかった天井や、壁の模様も顔のど真ん中に迫って来たりする
きっと脳から行ったり来たりしている信号が狂っているから
って云われそうだけど
熱が出ている時の感覚は
現実の直ぐ横道に落ちている頭の中のもうひとつの現実に思える
大きくなった親指や、とても聞き取れそうもない周波数の低い声
蟻だらけの体や、何十倍にも大きくなった部屋
心の奥にある考え事が不気味にもぴかーっと光って忘れていた記憶と風景の発見につながる
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