Wednesday 26 September 2012

だめだ馬がみてる

風邪をひいてベッドの脇に寝込む
一日中ビリーホリデイと暗殺者の夜を聴き込む
とても幻想的な気分


LSDやマッシュルームとかとらなくても
実に現実に生きている方がサイケデリアで摩訶不思議
真剣に生きれば生きるほどトリッピーな出来事が
目の前に倒れてくる
それを乗り越えるのは冒険と死
巫山戯すぎて帰って来れなくなった人もいる
貴重な使命をもった人間として生まれて来たのに
そんな刹那で莫迦らしい話はほかにない

無知に全てをドラッグのせいにする人が結構いるけど
それも犬の口に付いてる泡みたいな意見
何十倍も中毒性の高いニコチンやアルコールを
大金を使って宣伝してきたのは世界中の政府の巨体
この黒い宇宙では問題じゃない
本当に問題なのは人間の心そのもの




8歳とか9歳の子供の頃の方がもっと鮮明だった気がするけど
咳き込んだり、熱が出た時は
何時もみている風景が違って見える
何時もみていなかった天井や、壁の模様も顔のど真ん中に迫って来たりする
きっと脳から行ったり来たりしている信号が狂っているから
って云われそうだけど
熱が出ている時の感覚は
現実の直ぐ横道に落ちている頭の中のもうひとつの現実に思える

大きくなった親指や、とても聞き取れそうもない周波数の低い声
蟻だらけの体や、何十倍にも大きくなった部屋
心の奥にある考え事が不気味にもぴかーっと光って
忘れていた記憶と風景の発見につながる









No comments:

Post a Comment